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TOP - 過去掲載記事 - 2010年11月13日号 | |
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11月13日号掲載記事 | |
◆「寒種」の棚田再生へ一歩 - 早大生・留学生らが参加し整備作業<木島平村> | |
![]() 寒種は、平沢地区寄り、戸立岩近くの馬曲川沿いにあり、かつては棚田が造られていた。その起源は定かではないが、江戸時代には既に耕作されていた―と言われ、地元農家の話では、平成の初めごろまで水稲栽培していた人がいたという。また、1部では今でも山菜の栽培や採取が行われている。地形や立地などからか、寒い季節でも種が発芽する―、サブという人が開墾した―など、地名に関する諸説がある。 ただ、急傾斜でほ場規模が小さく、機械化が進まない棚田は、就農人口の減少、高齢化、農産物価格の低迷などにも加速され、近年、ほとんどが荒廃地化し、雑草が生い茂るままになっていた。 そんな中でことし6月に開催した農村文明塾の農村学講座、8月の早稲田大学プロフェッショナルワークショップで、棚田のもつ価値、魅力がクローズアップされ、再生に向けた取り組みが検討されてきた。 同日は、棚田の現況を把握するため、雑草・雑木の刈り取り作業を行い、活用の可能性を探った。参加したのは棚田などの地権者、農業委員、早稲田大学平山郁夫ボランティアセンターが募集した大学生ら合わせて約50人。国際協力機構(JICA)が大学連携事業で招いたケニア・タンザニア・ウガンダの大学教員3人も、人づくり拠点プロジェクトの一環として、飛び入り参加した。 除草機、鎌などで行われた整備作業では、ほどなくして巨石を積み上げた、みごとな石積みが姿を現し、参加者から喚声も。同日は人海戦術で約300b、5カ所の石積みを整備し、一帯の状況を確認した。 村では過疎地域等自立活性化推進交付金事業などにより、揚水施設整備などを含めた棚田の復元、耕作・管理体制整備など検討している。 |
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◆紅葉と桜の競演 - 飯山市常盤の国道沿い<飯山市> | |
![]() いいやま記念の森植樹事業で植えられた記念樹の1部で、管理する市都市計画課の話では、ここ数年、秋になって数本のオオヤマザクラに花が咲く現象は見られたが、ことしのように10数本の木の開花は初めてという。 千曲川左岸堤防、常盤沖の本・副堤に造成された記念の森桜並木は今、紅葉が鮮やかさを増しているが、国道寄りの10数本は葉がまだ緑色で、季節外れの花盛り。白い桜花は住民やドライバーらの目をひき、車を止めてカメラに収める人も。周囲の山や並木の紅葉と、晩秋のサクラの競演が今、ちょっとした人気スポットとなっている。 |
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◆どうろく神 - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() どうろく神に使うヨシの刈り払いをやったことがある。 今では草刈り機を使って便利になったが、今でも一大行事として、各地区に大切に受け継がれている。 同年代の回顧談では様々な習わしが語られる。 松飾りを集めて回り、お菓子をもらったこと。 火付けの攻防が激しかったこと。 どうろく神が現れた。 |
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◆県境はさんで綱引き - 栄中と上郷中生徒と保護者が<栄村> | |
![]() 両校の距離は信濃川を挟んで、わずか500b足らず。10年ほど前から学校祭や研究授業などで職員同士の交流があり、平成15年からは、途中、地震やインフルエンザで2回の中止があったが生徒や保護者らも交流できるように―と、両校の間を流れる信濃川(千曲川)の頭文字をとった「しなちく祭」が始まり、ことしで6回めの開催となった。 6日、県境を使った綱引きは両校が宮野原橋北側の旧国道を使って行われ、生徒の部、保護者の部に分かれて、熱戦を繰り広げたが、いずれも栄中が勝利し、通算成績は5勝1敗となった。畠山校長は「両校とも生徒も保護者も気合の入った良い試合だった。生徒同士、保護者同士親睦を深めてほしい」と話した。 その後、会場を上郷中学校に移し、交流会が行われた。両校生徒が混ざってグループになり、自己紹介やミニゲームなどが行われ、盛り上がりをみせた。中川校長は「日ごろの交流はできないが、きょうはすぐに子どもたち同士打ち解け、楽しんでいるようで、こういう機会があることはありがたい」と話した。 昼食会では、地元の郷土料理で栄はきのこ汁、上郷はけんちん汁が用意され、楽しそうに生徒同士で話しながら、お互いの料理を食べ比べる姿が見られた。 栄中1年の山本梨乃さんは「綱引きでは上郷中は強かったけど勝てて良かった。交流会では上郷中のみんなが学年関係なく優しく接してくれ、けんちん汁もとてもおいしい」と話してくれた。 ただ、平成23年度末には上郷中学校が、7`ほど離れた津南中と合併することが決定しており、それに伴い、交流会が無くなってしまうことを残念がる声もあり、これから交流会継続に向けた動きもありそうだ。 |
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