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TOP - 過去掲載記事 - 2006年11月25日号 | |
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11月25日号掲載記事 | |
◆激戦にも史上最低の投票率 - 飯山市議選に有権者20573人の審判<飯山市> | |
![]() 当選者は現職15人、新人2人。党派別では日本共産党が、丸山惣平市議の死去で、1人減となっていた議席を回復して3人、公明党1人のほかは全員無所属。 開票の結果、現副議長の坂原シモさんが、ほぼ前回並みの1246票をとってトップ当選。地元現職議員が不出馬を表明したことで危機感を高めた小林喜美治さんが、これに次ぐ1218票をとった。900票台に現職4人が並んだ。 過疎に歯止めがかからず、少子高齢化が進むことに加えて、農業・観光を中心とする地域産業が景気回復に至らず、新幹線の開業が見え始めても、市街地中心商店街に空洞化が進む―など、厳しい環境の中で迎えた今回市議選。堆肥センター・新クリーンセンター問題や市財政のひっ迫など事態に、議会の責任が問われても、現実には現職候補が全員当選を果たし、新人は中・下位に低迷した。 900票台以上の高得票者が全体の約三分の一近くを占めたこと、投票率が低かったことで、ボーダーラインは前回より低くなったが、最下位当選者と次点の差は約100票と、前回より広がって、その差を歴然とさせた。 (写真=有権者の願いを記した票が開投台に) |
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◆そばを肴に惜別の宴 - 18人柄山の「蕗庵」とお別れ会<飯山市> | |
![]() 「医者どん」の屋号で、約1fの敷地をもつ、昔ながらの茅葺き民家だが、今冬の豪雪で下屋が折れ、室内の梁も傾くなど損壊がひどく、閉鎖して家主に返すことになった。 平成8年、還暦記念に地元の同年生らが中心になって「寄り合い場」づくりを発案。「医者どん」を借りて寄り合い場「蕗庵」を開設した。既に生家のない仲間の「実家」として、地元の仲間の「えっぺ会」の場として利用され、仲間の訪れは、柄山地区に賑わいをももたらした。 同日のお別れ会には同年会「桂七会」のメンバー18人に加えて、柄山区の役員、蕗庵での集まりに手打ちそばを提供してきた、温井の樋口一郎さんらが参加。室内の片付けをした後、玄関前で感謝と別れの乾杯を行い、「蕗庵」と書かれた庵号板を下ろした。 内部が危険なため、近くの旧冬期分室で行われたお別れ会で、蕗庵友の会会長の滝沢治夫さんは、「蕗庵は私たちの60代の青春を謳歌する場であり、かけがえのない存在だった。この10年間、常に温かく見守ってくれた地元の方々に感謝したい。蕗庵で酒に酔い、話に酔い、美しい自然に魅了されて皆、柄山が大好きになった」と、あいさつ。 地元の区代表は「蕗庵は地元に活性化をもたらしてくれた。これまでの縁で、柄山にきた時は、気軽にお茶飲みに寄って」と述べた。 樋口さんの手打ちそばを肴に、思い出話に花が咲き、蕗庵との別れを惜しんだ。 (写真=「蕗庵」との10年に別れを告げる桂七会会員ら) |
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◆手すき和紙の卒業証書 - 飯山市など小学6年生が挑戦<飯山市> | |
![]() 地元に伝わる伝統的工芸品「内山紙」の手漉き体験を通して郷土の暮らしを知り、世界に一枚しかない卒業証書に思い出を残すとともに、伝統産業の後継者育成にもつながれば―と、内山紙協同組合が協力してここ数年、初冬に行われている。 ことしは飯山市内6小学校に加えて、今年度を最後に統合となる野沢温泉村市川小学校の6年生2人も内山紙の卒業証書作りにチャレンジ。 17日、同所の阿部製紙(阿部一義さん経営)の工場では、戸狩小の6年生41人が、伝統工芸士の手ほどきを受けて、真剣な表情で和紙の手漉きに挑戦した。証書大の木枠にコウゾの入った原料をすくい、均等になるよう調整するのだが、中には原料がコブ状になってしまったり、破けたりで悪戦苦闘する児童も。それでも、プロの手を借りて皆、立派な紙を漉き上げ、世界に一枚しかない「マイ和紙証書」に笑顔を見せていた。 (写真=プロの手ほどきを受けて紙をすく6年生) |
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◆冬隣り - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() つい数日前から、飯山市街地の各所で消雪パイプのノズル調整、試運転作業が始まり、町を行く市民やドライバーに、本格的な冬の間近いことを告げている。 ここ数年、無散水道路が普及し、便利ではあるけれど、「水害」もあった消雪パイプは、古色を帯びるようにさえ見える。 がんばれ! |
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◆ばあちゃんこそ宝物 - 飯山市で北信ボラ交流集会<飯山市> | |
![]() 開会式で実行委員長の菊池千明さんは「今冬の豪雪に際して支援ボランティアを立ち上げたところ、多くのご支援をいただき、高齢者の方々から心苦しいほどに感謝された。改めてボランティアの力のすごさを知った。ボラの輪がもっと広がってくれることを期待したい」と、あいさつした。 交流集会では朝日新聞社元論説委員の越村佳代子さんがテーマに沿って講演。「ばあちゃんこそ、世界に誇る宝。当たり前のこと、常識が日本の希望になる」と述べた。 この後の分散会では、「ボランティア活動を通して、私たちにできること」「これからボランティア仲間を増やすには」をテーマに話し合った。 (写真=ボランティアのあり方を考えた交流集会) |
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